7300日を生きる

人生、残り7300日。

7300→死んでしまうはなし

聖武天皇という人物を覚えているだろうか。

歴史に疎い人でも「奈良時代天皇だっけ?」と記憶の片隅にあるかもしれない。

多少勉強した人なら「奈良の大仏を建立した天皇だよね」となるのかな?

そして歴史が好きな人からしたら、「彼は藤原政権という名の時代に翻弄された一人と言えるよね。ソースは続日本書紀。」と語り出すかもしれない。ちなみに私は歴史学科出身です。

兎にも角にも、聖武天皇

彼の治世は散々で、病気が流行るわ天災が起こるわ、その度に都を移していた。そして結局、仏様頼みで東大寺の大仏を建立。

「結局は仏頼みかいwww」と笑ってしまうような歴史のはずが、どうにも笑えなくなってきた。

2018年。平成最後の夏。

未曾有の災害ラッシュなのです。

西で最強クラスの台風、来年稀に見ない猛暑、大阪、北海道と相次ぐ震度6クラスの地震

「平成が終わると何かもっと悪いことが起こるのでは、、」と思ってしまう。聖武天皇が都を変えたり大仏を建立した気持ちも、ちょっと理解できてしまう。

まあ、そうは言っても、私の住む神奈川は幸いにも災害の被害を受けていない。日常は滞りなく過ぎる。

2018年9月7日。

父が録画していたNHK特番『MEGAQUAKE巨大地震』を観ていた。仕事に行く前のバタバタした時間だったのでほとんど観れなかったけれど、これから30年の間に南海トラフが起こる可能性が上がった。

80パーセント。

80パーセントの確率で南海トラフが起こる。

80パーセントなんて、ほぼ約束されたもの同然。

だって「この時間は8割方合格できます💯」って言われたら「いただきました!」ってなるもん。

南海トラフは起こる。

私の住んでいる街は、自転車15分で海へ行ける。

南海トラフが来たら、家はあっという間に津波に飲み込まれる。そう予想されてる地域だ。

なんとなく、幸せに生きていくと思っている。

おばあちゃんになれると思っている。

思っていた。

でももしかしたら、違うかもしれない。

寿命でなんて死ななくて、

もしかしたら、地震で、津波で、死ぬのかなあ。

心の底からそう思えるほどのリアリティはないけど、今までで一番死を近く感じた。

とは言っても、じゃあ引っ越そう!地震の被害が少ない場所に!とはならない。だって、今の生活を変えて動こうとできるほど、やっぱリアリティはないもんね。少なくとも今はね。

だから私、考えました。

「20年後、私は死ぬだろう。

こんなにも健康で、まあまあ幸せに生きてても、20年後に死ぬ。

7300日後、死んでも後悔しないように生きよう。」

やりたいこと全部やろう。

時間は有限だ。命は有限だ。

残り70年あると思ってた人生は、実はハリボテだ。

もう20年しかない。

やりたい事、全部やろう。

後悔しない毎日にしよう。

今日の決意を、20年後の私が「GJ!愛してる!」って言ってくれるように。

そんなこんなで、寿命残り7300日と設定した、わたし、なのは24歳、職業フリーター。ブログ、はじめました。

追伸

なんで20年にしたかというと、鳥頭の私はちょっと歩くとなんでも忘れるので、「30年以内に南海トラフ発生確率80パーセント」を「20年以内」だと記憶改竄して考えたからです。

いいんですいいんです、残り10年はもしあれば、執行猶予ってことで。